Jun
まだ二百年ほどの歴史しか無いニュージーランドは、先住民族のマオリ族が長い間緑に覆われた島を守っていたが、白人は入植してからは原生林を切り開き、多くを牧場に変えていった。自然を守ろうという運動が始まったの既に大半の原生林が失われた後だが、そのうちの一部がオークランドから車で30分ほどのワイタケレというところにあり、トレッキングコースとして整備されている。オークランドに住み着いて20年という日本人ガイドの方に連れられて1時間ほど原生林の中を歩いて回った。屋久島のイメージのこの森林は原生植物と野鳥たちの宝庫で、カウリと呼ばれる屋久杉に似た大木は、固くて真っ直ぐに伸びるので、マリオ族は神の木として崇めてきたらしく、これも白人に切られ減ってきており、森林の入り口では靴底の消毒を義務付けるとかで、この木を守っている。緑の中でいい空気が吸えた。 イギリスは、先住民族のマオリ族との協調を図ったようだ。ニュージーランドの国を女王陛下の所属にする代わりに、マオリ族を国民として認めた。武力で追い出したわけではなくて、共存共栄を図ったわけだ。世界の七つの海を支配した英帝国の賢い知恵だ。






